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COLUMN美容医療コラム

埋没法は糸を留める箇所が多いほどよいものなのか

埋没法は糸を留める箇所が多いほどよいものなのか

二重術埋没法でよく聞く「◯点留め」。留める場所の数が多いほど、それだけ外れにくくてしっかりした二重まぶたが作れるの?

埋没法は糸を留める箇所が多いほどよいものなのか

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二重施術には糸を留める箇所数があります。

二重術埋没法について調べていると、必ずといっていいほど「◯点留め」という言葉を目にします。これは、糸でまぶたの表面と裏側を結ぶ埋没法において、単純に片目あたりの埋没点(結ぶ箇所)の数を指します。2点留めであればまぶたの2箇所を、3点留めであれば3箇所を縫い留める施術ということです。

一般的な2点留め
一般的な2点留め

一般的な2点留めからはじまり、クリニックによっては3点4点、多いところだと5点留めを行っているところもあります。当然、留める数が多いほど施術料は高額になります。

では、この二重術埋没法というのは、まぶたを留める箇所が多いほどよい、ということになるのでしょうか。

ほとんどの方の場合、埋没法は2点留めで希望どおりのラインを作ることが可能です。2点留めで理想のラインを作ることができる方に3点留めを施したところで、当然ながら完成するラインは同じものとなります。「ほとんど」から外れるケースとして、目頭の蒙古ひだが発達している方、あるいはまぶたが厚い方が平行型の二重を希望された場合、必然的に目頭側、あるいは目尻側のラインが出にくくなりますので、まぶたの真ん中あるいは目尻にもう1箇所留めないと中心部のラインが狭くなったり、目尻にラインが出なくなるということが起き得ます。そのような場合、3点留めの適応となります。

目頭・目尻寄りに留めるため、3点留めになるケース
目頭・目尻寄りに留めるため、3点留めになるケース

しかし、これが4点留め、5点留めが必要になるケースというのは基本的にありません。

4点留めイメージ
4点留めイメージ
5点留めのイメージ
5点留めのイメージ

もちろん、正しく処置を行えば、4点留めも5点留めも完成するラインは2点留めとまったく同じになります。そして重要なことは、多く留めたからといってその分効果が長持ちするのかというと、決してそうではないということです。

当たり前の話ですが、同じ方法で縫い留めていれば、1点あたりの糸が外れる可能性は同じと考えられます。大きな荷物を複数人で運ぶように、多くの手(=糸)が必要かといわれるとそうではなく、まぶた自体は1点留めでも十分に持ち上がります(2点留めが主流なのは二重のデザインが可能となるため)。一定の確率で取れてしまう埋没点が多くなればなるほど、そのうちの1点が取れてしまう確率は高くなるはずです。

したがって、埋没法で最もラインが長持ちするのは2点留めであり、「多ければ多いほどよい」というのは誤りだったことになります。
実際に3点留め以上の埋没法を行った方が、「左右差がある」「ラインがガタガタ」「なかなか腫れが引かない」などを理由に他のクリニックへ駆け込んでくる、というケースは非常に多く見受けられます。

3点留めで中心の糸が外れたケース
3点留めで中心の糸が外れたケース

上の図を見れば、いくつ縫い留めようが、そのうちひとつでも取れてしまったら意味がない、というのがおわかりいただけるでしょう。同様に、術中に内出血する確率、糸に何らかのトラブルが生じる確率は、埋没点が増えれば増えるほど高くなります。

5点留めによるラインのガタつき
5点留めによるラインのガタつき

埋没法は、同じライン上に埋没点をすべて並べる必要があります。2点留めであれば留めた位置が二重のラインとなり、よほど変な位置で留めないかぎりラインがガタつくということはありえません。3点目、4点目と本来必要のない埋没点が増えていくにつれ、ラインがガタつくリスクが高くなります。まったく同じライン上で縫い留めていくという作業は非常に高い技術を要します。コンマ数ミリでもそのラインから外してしまえば、たちまちその二重はガタガタの失敗作となってしまいます。これが3点留め以上に生じるラインのガタつきや左右差の原因です。

5点留めによる腫れの遷延
5点留めによる腫れの遷延

2点留めの埋没法の腫れは1ヶ月ほど続きます。二重のラインとまつ毛のラインの間が腫れる(上図の赤い部分)ため、腫れが引くまでは二重の幅が広くなっています。1ヶ月続くというのは、その間ずっと腫れが目立つということではなく、ライン(=二重まぶたのデザイン)の完成に1ヶ月を要するという意味です。これが3点、4点留めの場合は腫れがより強くなるので、完成まで2~3ヶ月を要する場合もあります。腫れにも左右差は発生するため、完成までの間は幅の左右差も目立ちがちです。
問題は5点留めです。上図の青線のように糸と糸との隙間に少しでも余裕があればまだよいのですが、実際に5点を留めると、ライン上は隙間なく糸が並んでいる状態となります。その場合、赤色の領域にうっ血が生じたり、リンパの流れが悪くなることにより、いつまで経っても腫れが引かないという事態を招きます。3ヶ月経ってもラインが完成せず、腫れが引かないままに結局抜糸が必要となるという、すべてが台無しになってしまうケースすらあります。

まとめると、3点留め以上は「腫れが強くなる」「完成まで時間がかかる」「内出血などさまざまなリスクが増大する」「2点留めより長持ちしない」「料金が高くなる」と、2点留めより優れている部分がないどころか、デメリットしかない埋没法であることがわかります。

残念ながら、「留める箇所が多いから、他の埋没法より元に戻りにくい」ということを謳い文句に、高額で埋没点の多い施術を勧めてくるクリニックも多いのが事実です。二重術に限らず、美容整形を受ける前には下調べをしっかりと行って、失敗やリスクのない正しい方法を選ぶようにしましょう。